温度計はその場所の温度を測定するための装置です。目で見て確認することでどれぐらいの温度であるのか一目でわかるので、様々な場所に取り付けられています。価格も安くたくさん取り付けてもコスト的には負担とならないので、とても便利です。しかしそんな温度計もセンサーと組み合わせるとより便利に使えることをご存知でしょうか。

センサーとは何かを検知するための装置ですが、これと温度計を組み合わせると現在の温度を感知できるようになります。例えば温度計が25°を示した時、それをセンサーで感知して何らかのシグナルを発するようにすることができるというわけです。このように二つの装置をうまく組み合わせると様々な活用用途が考えられます。例えば一定の温度になった時にアラームを発するシステムなどです。

農産物を生産する現場では温度管理が非常に重要で、例えばビニールハウス内の温度が下がりすぎた時には温めるなどして農作物が傷んでしまうのを防いでいます。しかしただ温度を測定しているだけでは現在何度であるのかを自分の目でチェックしなくてはならず、管理している敷地が広くなればなるほどその手間は大きくなってしまうのが難点でした。ここにセンサーを組み合わせれば、現在の温度を自動で知ることができるようになります。一定の温度よりも下がった場合には組み合わせたシステム内の温度管理装置のスイッチを入れ、自動でビニールハウス内を温めるといった具合です。

業務の手間を省くことができるので検討してみると良いでしょう。